About東北ニチモウについて

ニチモウ(株)100％子会社の網漁具仕立専門工場として宮城県塩釜にトロール(底曳)網、石巻にまき網仕立、福島県いわき市にサンマ棒受け網仕立の３工場を持ち網漁具の仕立を行っています 。

網漁具を使って魚を得ることは人間が魚を食べる限り未来永劫不変の自然の営みの一部です。その中でニチモウ(株)は100年を超え漁具を漁業者に供給し続けています。東北ニチモウもそのグループ会社として網漁具仕立部門を東北の地で担い漁業者と共に次の100年も網を通じて歩む会社です。

網漁具を通じて
漁の喜びを漁業者と分かち合う

網職人はいつでも漁業者の一番近くに存在し、良質な漁具を提供することで漁を支えています。漁業者が厳しい時は共に耐え凌ぎ、そして漁業者が私達の手掛けた漁具を使い成功を収めた時は、私達も大きな充実感を得ることが出来ます。

手と体を使いこだわりの
仕立てを極める楽しさ

作業者の一人一人が職人であり、こだわりの職人集団として全員が日々、網仕事に向き合っています。多種多様な網漁具仕立を試行錯誤しながら習得し、自らの技術向上が実感できることで達成感も日々得ることとなります。その個々の技術を集結させ一つの網漁具が完成し、漁業者の役に立っていることは私達自身の誇りです。

手作業で
網の仕立てを行います

網針と呼ばれる糸が巻かれた板状の道具を用い、網同士を縫い合わせる・網をロープに取り付ける作業や、スプライスと呼ばれるロープの末端加工を施したり、網やロープに浮子(アバ)と呼ばれる浮き、沈子(チンシ)と呼ばれる錘やチェーンを取り付けしたりが主な仕立作業です。時にはスパイキと呼ばれる工具を用いワイヤロープの加工をする作業もあります。

大型網漁具の仕立てであるため多人数で簡易的なチームを組んで作業する場合もありますので、個々の技術追及だけでなく適度なコミュニケーションやチームワークも必要な作業です。

また網職人とは別に、漁具材料の出入庫作業や在庫管理、工程管理、仕立内容の打ち合わせや、漁具の納品に従事する社員もいます。